[PHP-PEAR] レンタルサーバー(PEARをインストールできない環境)でPEARを普通に使う
PEARとは?
PEAR(PHP Extension and Application Repository)はPHPで利用する事ができるライブラリ(パッケージ)群です。 DB接続用のライブラリや、認証用のライブラリ、日付を扱うためのライブラリなど、数多くのライブラリが存在します。
PEARを使うための下準備をする
まず、下準備としてPEARを使うためには「ここに置いているライブラリを読み込みますよ」とPHPに教える必要があります。 今回は、ディレクトリは以下のような基本構成がある状態を例にします。
./lib/ 各種ライブラリを設置 ./public_html/ WEBで閲覧可能なディレクトリ ./public_html/test.php テストページ ./init.php 初期設定ファイル
まずPHP_Compatをダウンロードし、ディレクトリ名"PHP_Compat-x.x.xxx"を"PHP"にリネームしてlibディレクトリに設置します。 以下のように設置されていればOKです。
./lib/PHP/Compat/ ./lib/PHP/tests/ ./lib/PHP/Compat.php
次に、PEARを使うためにinclude_pathの設定をソースコード側から追加します。
./init.php
<? // ライブラリのディレクトリを指定 define('SITE_LIB_DIR' , SITE_DIR . '/lib'); // PATH_SEPARATORを読み込み include_once SITE_LIB_DIR . '/PHP/Compat/Constant/PATH_SEPARATOR.php'; // libディレクトリを、include_pathに追加 ini_set('include_path', ini_get('include_path').PATH_SEPARATOR.SITE_LIB_DIR); ?>
./public_html/test.php
<? // 変更前のinclude_pathを表示 echo "include_path => ".ini_get('include_path')."\n"; // ディレクトリパスを取得 define('SITE_DIR', realpath('../')); // 設定ファイルを読み込み require_once SITE_DIR . "/init.php"; // include_pathが追加されているか確認 echo "include_path => ".ini_get('include_path'); // ここから下では、libディレクトリに置いたPEARライブラリを通常のように読み込むことができます // require_once "MDB2/MDB2.php"; # PEAR::MDB2を読み込む例 ?>
このページでは実際のPEARライブラリの使用サンプルは記述しません。 PEARライブラリの使い方を説明している別ページのコードを追加して試してみてください。
「PHP PEAR」に関する「本」の商品を自動的に表示しています。
キーワードに関連していない商品は、Amazonがオススメする商品です。気になる物があればどうぞ。
キーワードに関連していない商品は、Amazonがオススメする商品です。気になる物があればどうぞ。
作成日:2008年06月16日(Mon)