[Windows-コマンドプロンプト活用] コマンド一覧(1)
ヘルプユーティリティでサポートされているコマンドは ・コマンド一覧(1) A〜Gで始まるコマンド ・コマンド一覧(2) H〜Zで始まるコマンド ヘルプユーティリティでサポートされていないコマンドは ・コマンド一覧(ヘルプリファレンス未サポート) NETコマンドは ・コマンド一覧(NETコマンド) REGコマンドは ・コマンド一覧(REGコマンド) を参照してください。
コマンド一覧(1)
ASSOC ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。 AT コマンドやプログラムを指定した日時に実行します。 ATTRIB ファイルの属性を表示または変更します。 BREAK 拡張 CTRL+C チェックを設定または解除します。 CACLS ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を表示または変更します。 CALL バッチ ファイル中から、別のバッチ ファイルを呼び出します。 CD 現在のディレクトリを表示または変更します。 CHCP 有効なコード ページ番号を表示または設定します。 CHDIR 現在のディレクトリを表示または変更します。 CHKDSK ディスクをチェックし、状態を表示します。 CHKNTFS 起動時のディスクのチェックを表示または変更します。 CLS 画面を消去します。 CMD Windows コマンド インタープリタを新しく起動します。 COLOR コンソールの文字と背景の既定の色を設定します。 COMP 2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較します。 COMPACT NTFS パーティション上のファイルの圧縮状態を表示または変更します。 CONVERT FAT ボリュームを NTFS に変換します。現在のドライブは変換できません。 COPY 1 個以上のファイルを別の場所にコピーします。 DATE 日付を表示または変更します。 DEL 1 個以上のファイルを削除します。 DIR ディレクトリ中のファイルやサブディレクトリの一覧を表示します。 DISKCOMP 2 つのフロッピー ディスクの内容を比較します。 DISKCOPY フロッピー ディスクの内容を別のフロッピー ディスクにコピーします。 DOSKEY コマンド ラインの編集、Windows コマンドの再呼び出し、マクロの作成をします。 ECHO メッセージの表示、コマンド エコーのオン、オフの指定をします。 ENDLOCAL バッチ ファイルで、環境変数のローカライズを終了します。 ERASE 1 個以上のファイルを削除します。 EXIT CMD.EXE プログラム (コマンド インタープリタ) を終了します。 FC 2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較して、それらの違いを表示します。 FIND ファイルの中からテキスト文字列を検索します。 FINDSTR ファイルの中から文字列を検索します。 FOR 指定されたコマンドを、ファイルの集合の各ファイルに対して実行します。 FORMAT Windows で使用するためのディスクをフォーマットします。 FTYPE ファイル拡張子の関連付けで使われるファイル タイプを表示または変更します。 GOTO バッチ ファイル中で、ラベルで定義されている行へ Windows コマンド インタープリタの実行を移します。 GRAFTABL Windows がグラフィック モードで拡張文字セットを表示できるようにします。
コマンドヘルプ
■ ASSOCコマンド
ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。 ASSOC [.拡張子[=[ファイルタイプ]]] .拡張子 ファイル タイプに関連付ける拡張子を指定します。 ファイルタイプ 拡張子に関連付けるファイル タイプを指定します。 パラメータを指定しないで ASSOC と入力すると、現在のファイルの関連付け を表示します。ファイル拡張子を指定して ASSOC を実行すると、そのファイル 拡張子の現在のファイルの関連付けを表示します。ファイル タイプやコマンド を指定しないと、そのファイル拡張子の関連付けを削除します。
■ ATコマンド(SCHTASKSの使用を推奨します)
AT コマンドは、指定された日時にコマンドとプログラムがコンピュータで 実行されるようにスケジュールします。AT コマンドを使用するには、 Schedule サービスが実行中でなければなりません。 AT [\\コンピュータ名] [ [id] [/DELETE] | /DELETE [/YES]] AT [\\コンピュータ名] 時刻 [/INTERACTIVE] [ /EVERY:日付[,...] | /NEXT:日付[,...]] "コマンド" \\コンピュータ名 リモート コンピュータを指定します。 このパラメータを省略したときは、ローカル コンピュータでコマンドがスケジュールされます。 id スケジュールされたコマンドに割り当てられた識別番号です。 /delete スケジュールされたコマンドを取り消します。 id を指定しなかったときは、コンピュータでスケジュールされているすべてのコマンドが取り消されます。 /yes 確認せずにすべてのジョブ コマンドを取り消すときに使用します。 時刻 コマンドが実行される時刻を指定します。 /interactive ジョブの実行中、ジョブはログオンしているユーザーのデスクトップとの対話を許可します。 /every:日付[,...] 毎週指定した曜日に、または毎月指定した日にコマンドが実行されます。 日付を省略したときは、その月の今日の日付が使用されます。 (月:M, 火:T, 水:W, 木:Th, 金:F, 土:S, 日:Su) /next:日付[,...] 指定したコマンドが次の日付 (たとえば、次の火曜日) に実行されます。 日付を省略したときは、その月の今日の日付が使用されます。 "コマンド" 実行する Windows NT コマンド、またはバッチ プログラムです。
■ ATTRIBコマンド
ファイル属性を表示または変更します。 ATTRIB [+R | -R] [+A | -A] [+S | -S] [+H | -H] [ドライブ:][パス][ファイル名] [/S [/D]] + 属性を設定します。 - 属性を解除します。 R 読み取り専用属性。 A アーカイブ属性。 S システム ファイル属性。 H 隠しファイル属性。 [ドライブ:][パス][ファイル名] attrib で処理するファイルまたはフォルダを指定します。 /S 現在のフォルダとすべてのサブフォルダの一致するファイルを 処理します。 /D フォルダも処理します。
■ BREAKコマンド
DOS システム上で Ctrl+C キーの拡張チェック機能を設定または解除します。 この機能は DOS システムとの互換性を維持するために用意されています。Windows XP 上では何も効果はありません。 Windows XP プラットフォームでコマンド拡張機能を有効にして実行中の場合、 デバッガによるデバッグ時に BREAK コマンドはハードコード ブレークポイント を入力します。
■ CACLSコマンド
ファイルのアクセス制御リスト(ACL) を表示または変更します。 CACLS ファイル名 [/T] [/E] [/C] [/G ユーザー名:アクセス権] [/R ユーザー名 [...]] [/P ユーザー名:アクセス権 [...]] [/D ユーザー名 [...]] ファイル名 ACL を表示します。 /T 現在のディレクトリとすべてのサブディレクトリにある 指定されたファイルの ACL を変更します。 /E ACL を置き換えずに、ACL を編集します。 /C アクセス拒否エラーを無視して、ACL の変更を続行します。 /G ユーザー名:アクセス権 指定されたユーザーにアクセス権を与えます。 アクセス権: R 読み取り W 書き込み C 変更 (書き込み) F フル コントロール /R ユーザー名 指定されたユーザーのアクセス権を失効させます。 (/E オプションと共に使用)。 /P ユーザー名:アクセス権 指定されたユーザーのアクセス権を置き換えます。 アクセス権: N なし W 書き込み R 読み取り C 変更 (書き込み) F フル コントロール /D ユーザー名 指定されたユーザーのアクセスを拒否します。 複数のファイルを指定するには、ワイルドカードを使用できます。 複数のユーザーを指定できます。 省略形: CI - コンテナ継承。 ACE はディレクトリに継承されます。 OI - オブジェクト継承。 ACE はファイルに継承されます。 IO - 継承のみ。 ACE は現在のファイル/ディレクトリに適用されません。
■ CALLコマンド
バッチ プログラムを別のバッチ プログラムから呼び出します。 CALL [ドライブ:][パス]ファイル名 [バッチパラメータ] バッチパラメータ バッチ プログラムで必要なコマンド ライン情報を指定します。 コマンド拡張機能を有効にすると、CALL は次のように変更されます: CALL コマンドは、CALL のターゲットとしてラベルを受け付けるようになります。 構文は、次のとおりです: CALL :ラベル 引数 指定された引数で新しいバッチ ファイル コンテキストが作成され、指定 されたラベルの次の文に制御が渡されます。バッチ スクリプト ファイルの 最後に 2 回到達することによって、2 回 "終了" する必要があります。 1 回目に最後に到達したときには、制御は CALL 文の次の行に返されます。 2 回目に、バッチ スクリプトが終了します。バッチ スクリプトから "戻る" ための GOTO :EOF 拡張機能の説明については、GOTO /? と入力してください。 また、バッチ スクリプトの引数参照 (%0、%1 など) の展開は、次のように 変更されました: %* バッチ スクリプト内では、すべての引数 (%1、%2、%3、%4、 %5 など) を参照します。 バッチ パラメータ (%n) の置換は拡張されました。次のオプション構文 を使うことができます: %~1 - すべての引用句 (") を削除して、 %1 を展開します。 %~f1 - %1 を完全修飾パス名に展開します。 %~d1 - %1 をドライブ文字だけに展開します。 %~p1 - %1 をパスだけに展開します。 %~n1 - %1 をファイル名だけに展開します。 %~x1 - %1 をファイル拡張子だけに展開します。 %~s1 - 展開されたパスは、短い名前だけを含みます。 %~a1 - %1 をファイル属性に展開します。 %~t1 - %1 をファイルの日付/時刻に展開します。 %~z1 - %1 をファイルのサイズに展開します。 %~$PATH:1 - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを 検索し、最初に見つかった完全修飾名に %1 を 展開します。環境変数名が定義されていない場合、 または検索してもファイルが見つからなかった 場合は、この修飾子を指定すると空の文字列に 展開されます。 修飾子を組み合わせて、複合結果を得ることもできます: %~dp1 - %1 をドライブ文字とパスだけに展開します。 %~nx1 - %1 をファイル名と拡張子だけに展開します。 %~dp$PATH:1 - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを 検索して %1 を探し、最初に見つかったファイル のドライブ文字とパスだけに展開します。 %~ftza1 - %1 を DIR の出力行のように展開します。 上の例の %1 と PATH は、ほかの有効な値で置き換えることができ ます。%~ 構文は有効な引数の数によって区切られます。%~ 修飾子 は %* と同時には使用できません。
■ CD/CHDIRコマンド
現在のディレクトリを変更したり、ディレクトリ名を変更したりします。 CHDIR [/D] [ドライブ:][パス] CHDIR [..] CD [/D] [ドライブ:][パス] CD [..] .. 親ディレクトリに変更するときに指定します。 CD ドライブ: と入力すると指定されたドライブの現在のディレクトリが表示 されます。パラメータを指定しないで CD と入力すると、現在のドライブと ディレクトリが表示されます。 現在のディレクトリだけでなく、現在のドライブも変更するには /D オプショ ンを使用してください。 コマンド拡張機能を有効にすると、CHDIR は次のように変更されます: 現在のディレクトリの文字列に入力された大文字と小文字は、ディスク上の名前 と同じになるように変換されます。たとえば、ディスク上のディレクトリ名が Temp である場合、CD C:\TEMP と入力すると、現在のディレクトリは C:\Temp に設定されます。 CHDIR コマンドは空白を区切り文字として扱わなくなるため、空白文字を 含むサブディレクトリ名を引用符で囲まなくても、そのサブディレクトリ に CD できるようになります。たとえば、 cd \winnt\profiles\username\programs\start menu は、次と同じです: cd "\winnt\profiles\username\programs\start menu" 拡張機能が無効である場合は、こちらを入力します。
■ CHCPコマンド
現在のコード ページ番号を表示または設定します。 CHCP [nnn] nnn コード ページ番号を指定します。 現在のコード ページ番号を表示するときは、パラメータを指定せずに CHCP と入力してください。
■ CHKDSKコマンド
ディスクをチェックし、現在の状態を表示します。 CHKDSK [ボリューム[[パス]ファイル名]]] [/F] [/V] [/R] [/X] [/I] [/C] [/L[:サイズ]] ボリューム ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウント ポイント、ボリューム名を指定します。 ファイル名 FAT/FAT32 のみ: 断片化をチェックするファ イルを指定します。 /F ディスクのエラーを修復します。 /V FAT/FAT32:ディスクの全ファイルの完全なパスと名前を表示しま す。 NTFS: クリーン アップ メッセージがあればそれも表示します。 /R 不良セクタを見つけ、読み取り可能な情報を回復します。 (/F を意味します) /L:サイズ NTFS のみ: ログ ファイル サイズを指定された KB 数に 変更します。サイズが指定されていないときは、現在のサイズ を表示します。 /X 必要であれば、最初にボリュームを強制的にマウントを解除 します。ボリュームへ開かれているすべてのハンドルは、無効 になります。 /I NTFS のみ: インデックス エントリのチェックを抑制して実施 します。 /C NTFS のみ; フォルダ構造内の周期的なチェックをスキップ します。 /I または /C スイッチは、ボリュームのあるチェックをスキップして、Chkdsk の実 行時間を短くします。
■ CHKNTFSコマンド
CHKNTFS ボリューム [...] CHKNTFS /D CHKNTFS /T[:時間] CHKNTFS /X ボリューム [...] CHKNTFS /C ボリューム [...] ボリューム ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウント ポイント、ボリューム名を指定します。 /D コンピュータを既定の動作に戻します。 起動時にすべてのドライブを検査し、エラーがあったドライブに 対して CHKDSK を実行します。 /T:時間 指定された時間を秒に変換して、AUTOCHK を開始するカウント ダウン時間へ設定します。 時間が指定されていなければ、現在の設定を表示します。 /X ドライブを既定の起動時の検査から除外します。 除外するドライブは、このコマンドを実行するたびに指定する 必要があります。 /C ブート時にドライブを検査するようにスケジュールします。 ドライブにエラーがある場合、chkdsk が起動されます。 スイッチが指定されていない場合、指定されたドライブにエラーがあるかどうか、 次回の再起動で確認を行うようスケジュールされているかどうかを表示します。
■ CLSコマンド
画面を消去します。 CLS
■ CMDコマンド
Windows XP コマンド インタープリタの新しいインスタンスを開始します。 CMD [/A | /U] [/Q] [/D] [/E:ON | /E:OFF] [/F:ON | /F:OFF] [/V:ON | /V:OFF] [[/S] [/C | /K] 文字列] /C "文字列" に指定されたコマンドを実行した後、終了します。 /K "文字列" に指定されたコマンドを実行しますが、終了しません。 /S /C または /K の後の文字列の扱いを変更します (以下の説明を参照してくだ さい)。 /Q エコーをオフにします。 /D レジストリからの AutoRun コマンドの実行を無効にします (下記を参照してください)。 /A 内部コマンドの出力結果を ANSI でパイプまたはファイルに出力します。 /U 内部コマンドの出力結果を Unicode でパイプまたはファイルに出力します。 /T:fg 前景色および背景色を設定します (詳細は COLOR /? を参照してください)。 /E:ON コマンド拡張機能を有効にします (以下の説明を参照してください)。 /E:OFF コマンド拡張機能を無効にします (以下の説明を参照してください)。 /F:ON ファイル名およびディレクトリ名補完文字を有効にします (以下の説明を参照してください)。 /F:OFF ファイルおよびディレクトリ名補完文字を無効にします (以下の説明を参照してください)。 /V:ON 区切り文字として ! を使って遅延環境変数の展開を有効にします。 たとえば、 /V:ON とすると、!var! は、実行時に変数 var を展開します。 var 構文は、FOR ループ中とは違い、入力時に変数を展開します。 /V:OFF 遅延環境展開を無効にします。 コマンド セパレータ '&&' で区切られた複数のコマンドが引用符で囲まれている場合 は、"文字列" として指定されます。また互換性の理由から /X と /E:ON、/Y と /E:OFF、および /R と /C は同じです。そのほかのスイッチは無視されます。 /C または /K が指定されている場合、スイッチの後の残りのコマンド ラインがコマ ンド ラインとして処理されます。次のルールが引用符 (") の処理に使われます: 1. 次のすべての条件に一致する場合、コマンド ラインの引用符が有効になり ます: - /S スイッチがない - 引用符が 1 組ある - 引用符の中に特殊文字がない (特殊文字は &<>()@^| です) - 引用符の中に 1 つ以上のスペースがある - 引用符の中の文字列が、実行可能ファイルの名前である 2. 最初の文字が引用符であるにも関わらず上の条件に一致しない場合は、最初 の引用符とコマンド ラインの最後の引用符が削除され、最後の引用符のあ とのテキストが有効になります。 コマンド ラインで /D が指定されなかった場合は、CMD.EXE の開始時に次の REG_SZ または REG_EXPAND_SZ レジストリ変数が検索されます。次のレジストリ変数の両方ま たはどちらかが存在する場合、それらを最初に実行します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\AutoRun HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\AutoRun 既定では、コマンド拡張機能は有効です。拡張機能を無効にして CMD.EXE を起動する には、/E:OFF スイッチを使用します。コンピュータまたはユーザー ログオン セッ ションで起動される CMD.EXE コマンドすべてに対して拡張機能を有効または無効に するには、 REGEDIT32.EXE を使ってレジストリにある次の REG_DWORD 値を設定しま す。 コンピュータに対しては、 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\EnableExtensions に 0x1 を設定すると有効になり、0x0 を設定すると無効になります。 ログオン セッションに対しては、 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\EnableExtensions に 0x1 を設定すると有効になり、 0x0 を設定すると無効になります。 ユーザー固有の設定は、コンピュータの設定より優先されます。 コマンド ライン スイッチは、レジストリの設定より優先されます。 コマンド拡張機能には、次のコマンドに対する変更または追加が含まれています。 DEL または ERASE COLOR CD または CHDIR MD または MKDIR PROMPT PUSHD POPD SET SETLOCAL ENDLOCAL IF FOR CALL SHIFT GOTO START (外部コマンドの起動の変更を含みます) ASSOC FTYPE 詳細は、コマンド名の後に /? と入力すると表示されるヘルプを参照してください。 既定では、遅延環境変数の展開は有効ではありません。遅延環境変数の展開を有効また は無効にして CMD.EXE を起動するには、/V:ON または /V:OFF スイッチを使います。 コンピュータまたはログオン セッションで起動される CMD.EXE コマンドすべてに対し て補完を有効または無効にするには、REGEDIT32.EXE を使ってレジストリにある次の REG_DWORD 値を設定します。 コンピュータに対しては、 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\DelayedExpansion に 0x1 を設定すると有効になり、0x0 を設定すると無効になります。 ユーザー ログオン セッションに対しては、 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\DelayedExpansion に 0x1 を設定すると有効になり、0x0 を設定すると無効になります。 ユーザー固有の設定は、コンピュータの設定より優先されます。 コマンド ライン スイッチは、レジストリの設定より優先されます。 遅延環境変数の展開が有効になっている場合、感嘆符を使うと実行時に環境変数の 値を置き換えることができます。 既定では、ファイルおよびディレクトリ名補完機能は有効ではありません。ファイル 名の補完機能を有効または無効にして CMD.EXE を起動するには、/F:ON または /F:OFF スイッチを使います。コンピュータまたはログオン セッションで起動される CMD.EXE コマンドすべてに対して補完機能を有効または無効にするには、REGEDIT32.EXE を使っ てレジストリにある次の REG_DWORD 値を設定します。 コンピュータに対しては、 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\CompletionChar HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\PathCompletionChar に特定の機能に使う 16 進の制御文字を設定します (例 0x4 は Ctrl-D、0x6 は Ctrl-F)。 ユーザー ログオン セッションに対しては、 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\CompletionChar HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\PathCompletionChar に特定の機能に使う 16 進の制御文字を指定します (例: 0x4 は Ctrl-D、0x6 は Ctrl-F)。 ユーザー固有の設定は、コンピュータの設定より優先されます。 コマンド ライン スイッチは、レジストリの設定より優先されます。 /F:ON スイッチで補完機能を有効にした場合、2 つの制御文字 (Ctrl-D はディレクト リ名補完機能、Ctrl-F はファイル名補完機能) が使用されます。 レジストリで特定の補完文字を無効にするには、制御文字として有効でないスペース (0x20) の値を使用します。 2 つの制御文字のどちらかを入力すると、補完機能が起動されます。パスが存在しな い場合、プログラムはカーソルの左側のパス文字列にワイルド カード文字を付加し、 一致するパスの一覧を作成します。その後一致する最初のパスを表示します。 パスが一致しない場合、音を鳴らします。同じ制御文字を押し続けると一致するパス の一覧を順に表示します。Shift キーを押しながら制御文字を押すと一覧を逆回り表 示します。行を編集して制御文字をもう一度押すと、保存されていた一致したパスの 一覧は破棄され、新しい一覧が作成されます。ファイル名補完機能とディレクトリ名 補完機能を切り替えたときも同様です。2 つの制御文字の違いは、ディレクトリ補完 文字がディレクトリ名だけを照合するのに対し、ファイル名補完文字はファイルと ディレクトリ名の両方を照合する点です。ファイル補完機能が内部ディレクトリコマ ンド (CD、MD または RD) に使用された場合、ディレクトリ補完機能と見なされま す。 一致するパスの前後に引用符を付けると、補完機能コードでスペースまたはほかの特 別な文字を含むファイル名が使用できるようになります。また、行の前に戻って補完 機能を起動した場合、補完機能が呼び出された時点でカーソルの右側にあったテキス トは破棄されます。 引用符が必要な特別な文字は次のとおりです: <スペース> &()[]{}^=;!'+,`~
■ COLORコマンド
コンソールの既定の前景色および背景色を設定します。 COLOR [属性] 属性 コンソール出力の色属性を指定します。 色属性は、2 桁の 16 進数で指定します。1 桁目は背景に、2 桁目 は前景に対応します。各桁には、次のいずれかの値を指定すること ができます: 0 = 黒 8 = 灰色 1 = 青 9 = 明るい青 2 = 緑 A = 明るい緑 3 = 水色 B = 明るい水色 4 = 赤 C = 明るい赤 5 = 紫 D = 明るい紫 6 = 黄色 E = 明るい黄色 7 = 白 F = 輝く白 引数を指定しないでこのコマンドを実行すると、CMD.EXE が起動されたときの 色を復元します。この値は、現在のコンソール ウィンドウ、/T コマンド ライン スイッチ、またはレジストリの DefaultColor 値から取得されます。 前景と背景に同じ色を指定して COLOR コマンドを実行しようとすると、 COLOR コマンドは、ERRORLEVEL を 1 に設定します。 例: "COLOR fc" は、輝く白の上に明るい赤を表示します。
■ COMPコマンド
2 つのファイルまたはファイル セットの内容を比較します。 COMP [データ1] [データ2] [/D] [/A] [/L] [/N=行数] [/C] [/OFF[LINE]] データ1 比較する最初のファイルの位置と名前を指定します。 データ2 比較する 2 番目のファイルの位置と名前を指定します。 /D 相違点を 10 進数で表示します。 /A 相違点を ASCII 文字で表示します。 /L 相違する行の行番号を表示します。 /N=行数 各ファイルの先頭から指定された行数だけを比較します。 /C ファイルを比較するときに ASCII 文字の大文字と小文字を区別しま せん。 /OFF[LINE] オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。 ファイル セットを比較するときは、データ1 パラメータとデータ2 パラメータで ワイルド カードを使用します。
■ COMPACTコマンド
NTFS パーティション上のファイルの圧縮状態を表示または変更します。 COMPACT [/C | /U] [/S[:ディレクトリ]] [/A] [/I] [/F] [/Q] [ファイル名 [...]] /C 指定されたファイルを圧縮します。後で追加されたファイルが 圧縮されるように、ディレクトリはマークされます。 /U 指定されたファイルを圧縮解除します。後で追加されたファイル が圧縮されないように、ディレクトリはマークされます。 /S 指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリにある ファイルに、指定された操作を実行します。 "ディレクトリ" の既定値は現在のディレクトリです。 /A 隠しファイルやシステム ファイルも表示します。既定の設定では これらのファイルは省略されます。 /I エラーが発生した場合でも、指定された処理を続行します。 既定の設定では、エラーが発生すると COMPACT は停止されます。 /F 圧縮済みのファイルも含めて、指定されたすべてのファイルを 強制圧縮します。既定の設定では圧縮済みのファイルはスキップ されます。 /Q 重要な情報だけを報告します。 ファイル名 パターン、ファイル、またはディレクトリを指定します。 パラメータを指定せずに COMPACT を実行すると、現在のディレクトリと ディレクトリに含まれるすべてのファイルの圧縮状態を表示します。 複数のファイル名やワイルド カードを指定できます。複数のパラメータを 指定する場合は、パラメータをスペースで区切ってください。
■ CONVERTコマンド
FAT ボリュームを NTFS に変換します。 CONVERT ボリューム /FS:NTFS [/V] [/CvtArea:ファイル名] [/NoSecurity] [/X] ボリューム ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウント ポイント、ボリューム名を指定します。 /FS:NTFS ボリュームを NTFS に変換することを指定します。 /V 詳細モードで変換することを指定します。 /CvtArea:ファイル名 NTFS システム ファイルのプレースホルダにするルート ディレク トリの連続ファイルを指定します。 /NoSecurity 変換されたファイルとディレクトリのセキュリティ設定にどの ユーザーもアクセスが可能になるように指定します。 /X 必要であれば、最初にボリュームを強制的にマウント解除します。 それからボリュームへの開いているハンドルをすべて無効にします。
■ COPYコマンド
1 つまたは複数のファイルを別の場所にコピーします。 COPY [/D] [/V] [/N] [/Y | /-Y] [/Z] [/A | /B]送り側 [/A | /B] [+ 送り側 [/A | /B] [+ ...]] [受け側 [/A | /B]] 送り側 コピーするファイル (複数可) を指定します。 /A ASCII テキスト ファイルとして扱います。 /B バイナリ ファイルとして扱います。 /D 受け側のファイルが暗号化が解除されて作成されるようにします。 受け側 新しいファイルのディレクトリまたはファイル名 (複数可) を指定し ます。 /V 新しいファイルが正しく書き込まれたか検査します。 /N MS-DOS 形式以外の名前のファイルをコピーするときに、利用可能な らば、短いファイル名を使用します。 /Y 受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示し ません。 /-Y 受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示し ます。 /Z ネットワーク ファイルを再起動可能モードでコピーします。 環境変数 COPYCMD でスイッチ /Y が設定されている場合があります。 このスイッチは、コマンド ラインから /-Y が指定されると無効になります。既定 では、COPY コマンドがバッチ スクリプトから実行されていない場合、上書き確認 メッセージが表示されます。 複数のファイルを付加するときは、受け側に 1 個のファイルを指定し、送り側に 複数のファイルを指定します (ワイルドカードを使うか、ファイル1+ファイル2+ ファイル3 と指定します)。
■ DATEコマンド
日付を表示または設定します。 DATE [/T | 日付] パラメータの指定がない場合は、現在の日付が表示され、新しい日付の入力を 求められます。変更しない場合は、Enter キーを押します。 コマンド拡張機能を有効にすると、DATE コマンドは、/T スイッチを サポートするようになります。このスイッチを指定すると、現在の日付 だけが表示され、新しい日付を入力するためのプロンプトは表示されません。
■ DELコマンド
ファイル (複数可) を削除します。 DEL [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前 ERASE [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前 名前 ファイルまたはディレクトリ (複数可) の一覧を指定します。 複数のファイルを削除するときはワイルドカードを使用します。 ディレクトリが指定されたときはディレクトリ内のすべてのファ イルは削除されます。 /P 各ファイルを削除する前に確認のメッセージを表示します。 /F 読み取り専用ファイルを強制的に削除します。 /S 指定されたファイルをすべてのサブディレクトリから削除します。 /Q ワイルドカードを使用して一括削除するときに、確認のメッセージ を表示しません。(QUIET モード) /A 属性により削除するファイルを選択します。 属性 R 読み取り専用 S システム ファイル H 隠しファイル A アーカイブ - その属性以外 コマンド拡張機能を有効にすると、DEL と ERASE は次のように変更されます: /S スイッチの表示形式が逆になり、見つからなかったファイルではなく 削除されたファイルだけが表示されるようになります。
■ DIRコマンド
ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します。 DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/A[[:]属性]] [/B] [/C] [/D] [/L] [/N] [/O[[:]ソート順]] [/P] [/Q] [/S] [/T[[:]タイムフィールド]] [/W] [/X] [/4] [ドライブ:][パス][ファイル名] 一覧表示するドライブ、ディレクトリ、またはファイルを指定します。 /A 指定された属性のファイルを表示します。 属性 D ディレクトリ R 読み取り専用 H 隠しファイル A アーカイブ S システム ファイル - その属性以外 /B ファイル名のみを表示します (見出しや要約が付きません)。 /C ファイル サイズを桁区切り表示します。これは 既定の設定です。/-C とすると桁区切り表示されません。 /D /W と同じですが、ファイルを列で並べ替えた一覧を表示します。 /L 小文字で表示します。 /N ファイル名を右端に表示する一覧形式を使用します。 /O ファイルを並べ替えて表示します。 ソート順 N 名前順 (アルファベット) S サイズ順 (小さいほうから) E 拡張子順 (アルファベット) D 日時順 (古いほうから) G グループ (ディレクトリから) - 降順 /P 1 画面ごとに停止して表示します。 /Q ファイルの所有者を表示します。 /S 指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリのすべての ファイルを表示します。 /T どのタイムフィールドを表示するか、または並べ替えに使用するかを 指定します。 タイムフィールド C 作成 A 最終アクセス W 最終更新 /W ワイド一覧形式で表示します。 /X このオプションは MS-DOS 形式以外のファイル名に対する短い名前を 表示します。長い名前の前に短い名前を表示する点を除けば、 /N オプションと同じです。短い名前がない場合は、ブランクに なります。 /4 4 つの数字で年を表示します。 環境変数 DIRCMD にスイッチを設定できます。 /-W のように - (ハイフン) を前につけると、そのスイッチは無効になります。
■ DISKCOMPコマンド
2 枚のフロッピー ディスクの内容を比較します。 DISKCOMP [ドライブ1: [ドライブ2:]]
■ DISKCOPYコマンド
フロッピー ディスクの内容を別のディスクにコピーします。 DISKCOPY [ドライブ1: [ドライブ2:]] [/V] /V 正しくコピーされたかどうか検査します。 同じ種類のフロッピー ディスクを使わなければなりません。 ドライブ1 とドライブ2 には同じドライブを指定することもできます。
■ DOSKEYコマンド
コマンド ラインの編集、Windows XP コマンドの再呼び出し、マクロの作成を行います。 DOSKEY [/REINSTALL] [/LISTSIZE=サイズ] [/MACROS[:ALL | :実行ファイル名]] [/HISTORY] [/INSERT | /OVERSTRIKE] [/EXENAME=実行ファイル名] [/MACROFILE=ファイル名][マクロ名=[テキスト]] /REINSTALL Doskey の新しいコピーを組み込みます。 /LISTSIZE=サイズ コマンド履歴バッファのサイズを設定します。 /MACROS すべての Doskey マクロを表示します。 /MACROS:ALL Doskey マクロを含むすべての実行可能ファイルの すべての Doskey マクロを表示します。 /MACROS:実行ファイル名 指定した実行可能ファイルのすべての Doskey マクロを 表示します。 /HISTORY メモリ内のすべてのコマンドを表示します。 /INSERT 入力したテキストが古いテキストに挿入されるように 指定します。 /OVERSTRIKE 入力したテキストが古いテキストを上書きするように 指定します。 /EXENAME=実行ファイル名 実行可能ファイルを指定します。 /MACROFILE=ファイル名 作成するマクロ ファイル名を指定します。 マクロ名 作成するマクロ名を指定します。 テキスト 登録するコマンドを指定します。 上下方向キーはコマンドを再度呼び出します。Esc はコマンド ラインをクリア します。F7 はコマンド履歴を表示します。Alt+F7 はコマンド履歴をクリアします。 F8 はコマンド履歴を検索します。F9 は数字によるコマンドを選択します。 Alt+F10 はマクロ定義をクリアします。 以下は、DOSKEY のマクロ定義で使用する特殊コードです: $T コマンド セパレータです。マクロ中で複数のコマンドを定義できます。 $1-$9 バッチ パラメータです。バッチ ファイル中の %1-%9 と同じ意味です。 $* コマンド ライン上のマクロ名に続くテキストで置き換えられるシンボルです。
■ ECHOコマンド
メッセージを表示したり、コマンド エコーの ON と OFF を切り替えます。 ECHO [ON | OFF] ECHO [メッセージ] 現在のエコー設定を表示するには、パラメータを指定せずに ECHO と入力して ください。
■ ENDLOCALコマンド
バッチ ファイルの環境変更のローカル化を終了します。 ENDLOCAL を実行した後で変更した環境設定はバッチ ファイル固有の設定で はありません。バッチ ファイルを終了しても前の設定は復元されません。 ENDLOCAL コマンド拡張機能を有効にすると、ENDLOCAL は次のように変更されます: 対応する SETLOCAL が新しい ENABLEEXTENSIONS または DISABLEEXTENSIONS オプションを使ってコマンド拡張機能を有効または無効にしている場合は、 ENDLOCAL を実行した後、コマンド拡張機能の有効または無効の状態は対応 する SETLOCAL コマンドを実行する前の状態に復元されます。
■ ERASEコマンド
ファイル (複数可) を削除します。 DEL [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前 ERASE [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前 名前 ファイルまたはディレクトリ (複数可) の一覧を指定します。 複数のファイルを削除するときはワイルドカードを使用します。 ディレクトリが指定されたときはディレクトリ内のすべてのファ イルは削除されます。 /P 各ファイルを削除する前に確認のメッセージを表示します。 /F 読み取り専用ファイルを強制的に削除します。 /S 指定されたファイルをすべてのサブディレクトリから削除します。 /Q ワイルドカードを使用して一括削除するときに、確認のメッセージ を表示しません。(QUIET モード) /A 属性により削除するファイルを選択します。 属性 R 読み取り専用 S システム ファイル H 隠しファイル A アーカイブ - その属性以外 コマンド拡張機能を有効にすると、DEL と ERASE は次のように変更されます: /S スイッチの表示形式が逆になり、見つからなかったファイルではなく 削除されたファイルだけが表示されるようになります。
■ EXITコマンド
CMD.EXE プログラム (コマンド インタープリタ) またはバッチ スクリプトを終了 します。 EXIT [/B] [終了コード] /B CMD.EXE ではなく、現在のバッチ スクリプトを終了するように指定 します。バッチ スクリプトの外から実行された場合、CMD.EXE を終 了させます。 終了コード 数値を指定します。/B が指定されている場合、ERRORLEVEL にその 数値を設定します。CMD.EXE 終了をする場合、プロセス終了コードに その数値を設定します。
■ FCコマンド
2 つのファイルまたはファイル セットを比較し、相違点を表示します。 FC [/A] [/C] [/L] [/LBn] [/N] [/OFF[LINE]] [/T] [/U] [/W] [/nnnn] [ドライブ1:][パス1]ファイル名1 [ドライブ2:][パス2]ファイル名2 FC /B [ドライブ1:][パス1]ファイル名1 [ドライブ2:][パス2]ファイル名2 /A 相違する各部分の 1 行目と最後の行だけを表示します。 /B バイナリの比較を実行します。 /C 英字の大文字と小文字を区別しません。 /L ファイルを ASCII テキストとして比較します。 /LBn 連続する最大不一致行を指定行数に設定します。 /N ASCII の比較で行番号を表示します。 /OFF[LINE] オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。 /T タブをスペースに変換しません。 /U Unicode テキスト ファイルとしてファイルを比較します。 /W 連続した空白 (タブとスペース) を 1 つのスペースに圧縮して比較 します。 /nnnn 不一致発見後に確認する、一致すべき連続行数を指定します。 [ドライブ1:][パス1]ファイル名1 比較する最初のファイルまたはファイル セットを指定します。 [ドライブ2:][パス2]ファイル名2 比較する 2 番目のファイルまたはファイル セットを指定します。
■ FINDコマンド
ファイル (複数可) 内のテキスト文字列を検索します。 FIND [/V] [/C] [/N] [/I] [/OFF[LINE]] "文字列" [[ドライブ:][パス]ファイル名[...]] /V 指定した文字列を含まない行をすべて表示します。 /C 指定した文字列を含む行の数だけを表示します。 /N 行番号を表示します。 /I 大文字と小文字の区別をしないで検索します。 /OFF[LINE] オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。 "文字列" 検索する文字列を指定します。 [ドライブ:][パス]ファイル名 検索するファイル (複数可) を指定します。 パスが指定されていないときは、プロンプトで入力されたテキストまた は別のコマンドからパイプ処理で渡されたテキストを検索します。
■ FINDSTRコマンド
ファイルから文字列を検索します。 FINDSTR [/B] [/E] [/L] [/R] [/S] [/I] [/X] [/V] [/N] [/M] [/O] [/P] [/F:ファイ ル] [/C:文字列] [/G:ファイル] [/D:ディレクトリ一覧] [/A:色属性] [/OFF[LINE]] 文字列 [[ドライブ:][パス]ファイル名[ ...]] /B 行の先頭にあるパターンを検索します。 /E 行の末尾にあるパターンを検索します。 /L 検索文字列をリテラルとして使用します。 /R 検索文字列を正規表現として使用します。 /S 現在のディレクトリとすべてのサブディレクトリから一致する ファイルを検索します。 /I 検索するときに大文字と小文字を区別しません。 /X 完全に一致する行を出力します。 /V 一致しない行のみを出力します。 /N 一致する各行の前に行番号を出力します。 /M ファイルに一致する行があるときに、ファイル名のみを出力します。 /O 一致する各行の前に文字オフセットを出力します。 /P 印刷不可能な文字を含むファイルをスキップします。 /OFF[LINE] オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。 /A:属性 2 桁の 16 進数で色属性を指定します。"color /?" を参照してくだ さい。 /F:ファイル 指定したファイルからファイル一覧を読み取ります (/ を指定する とコンソール)。 /C:文字列 指定された文字列をリテラル検索文字列として使用します。 /G:ファイル 指定された文字列から検索文字列を取得します (/ を指定する とコンソール)。 /D:ディレクトリ セミコロンで区切られた検索されるディレクトリ文字列テキストの 一覧を検索します。 [ドライブ:][パス]ファイル名 検索するファイルを指定します。 複数の文字列を検索する場合には、引数 /C を使わず、各文字列をスペースで区切り ます。 たとえば、FINDSTR "hello there" x.y と指定した場合は、ファイル x.y で "hello" または "there" が検索されます。 これに対して、FINDSTR /C:"hello there" x.y と指定した場合はファイル x.y で "hello there" が検索されます。 正規表現クイック リファレンス: . ワイルドカード: 任意の文字 * 繰り返し: ゼロ個以上の直前の文字またはクラス ^ 行位置: 行頭 $ 行位置: 行末 [class] 文字クラス: セットの任意の 1 文字 [^class] 逆クラス: セット以外の任意の 1 文字 [x-y] 範囲: 指定した範囲の任意の文字 \x エスケープ: メタ文字 x のリテラル使用 \<xyz 単語位置: 単語の先頭 xyz\> 単語位置: 単語の終わり FINDSTR の詳細な正規表現に関しては、オンライン ヘルプのコマンド リファレンスを 参照してください。
■ FORコマンド
指定されたコマンドをファイル セットの各ファイルに対して実行します。 FOR %変数 IN (セット) DO コマンド [コマンドパラメータ] %変数 単一文字の置き換え可能なパラメータを指定します。 (セット) ファイル セットを指定します。ワイルドカードを使用できます。 コマンド 各ファイルごとに実行するコマンドを指定します。 コマンドパラメータ 指定されたコマンドのパラメータまたはスイッチを指定します。 バッチ プログラムで FOR コマンドを使用するときは、%変数の代わりに、 %%変数を使用してください。変数名では大文字と小文字が区別されるため、 %i と %I は異なります。 コマンド拡張機能を有効にすると、次の FOR コマンドの追加形式 がサポートされるようになります: FOR /D %変数 IN (セット) DO コマンド [コマンドパラメータ] セットがワイルドカードを含む場合は、ファイル名ではなくディレクトリ名 の一致を指定します。 FOR /R [[ドライブ:]パス] %変数 IN (セット) DO コマンド [コマンドパラメータ] [ドライブ:]パスから始めて、ツリーの各ディレクトリで FOR 文を実行し ます。/R の後にディレクトリが指定されていない場合は、現在の ディレクトリが使用されます。セットが単一のピリオド (.) である場合は、 ディレクトリ ツリーの列挙だけを行います。 FOR /L %変数 IN (開始,ステップ,終了) DO コマンド [コマンドパラメータ] セットは、ステップの量ごとに変化する開始から終了までの数列です。 たとえば、(1,1,5) は 1 2 3 4 5、(5,-1,1) は (5 4 3 2 1) という数列に なります。 FOR /F ["オプション"] %変数 IN (ファイル セット) DO コマンド [コマンド パラメータ] FOR /F ["オプション"] %変数 IN ("文字列") DO コマンド [コマンド パラメータ] FOR /F ["オプション"] %変数 IN ('コマンド') DO コマンド [コマンド パラメータ] または usebackq オプションの場合: FOR /F ["オプション"] %変数 IN (ファイル セット) DO コマンド [コマンド パラメータ] FOR /F ["オプション"] %変数 IN ('文字列') DO コマンド [コマンド パラメータ] FOR /F ["オプション"] %変数 IN (`コマンド`) DO コマンド [コマンド パラメータ] ファイル名セットは、1 つ以上のファイル名です。各ファイルが開かれ、読み 取られ、処理されてから、ファイル名セットの次のファイルに進みます。処理 には、ファイルの読み取り、個々のテキスト行への分割と、0 個以上のトークン への解析が含まれます。その後、変数値を見つかったトークン文字列に設定して、 for ループの本体が呼び出されます。既定では、/F は、各ファイルの各行から、 空白で区切られた最初のトークンを渡します。空白行はスキップされます。既定 の解析動作を変更するには、オプションの "オプション" パラメータを指定しま す。これは、異なる解析オプションを指定する 1 つ以上のキーワードを含む、 引用符で囲まれた文字列です。キーワードは、次のとおりです: eol=c - 行末のコメント文字を指定します (1 文字)。 skip=n - ファイルの先頭でスキップする行数を指定します。 delims=xxx - 区切り文字のセットを指定します。これは、既定の 区切り文字であるスペースとタブを置き換えます。 tokens=x,y,m-n - 各繰り返しに対して、各行から for 本体に渡すトー クンを指定します。これにより、追加の変数名が割り当 てられます。m-n の形式は範囲で、m 番目から n 番目の トークンを指定します。tokens= 文字列の最後の文字が アスタリスクである場合は、追加の変数が割り当てられ、 最後のトークンが解析された後、行に含まれている残り のテキストを受け取ります。 usebackq - 次の新しい表示形式を指定します。逆引用符で囲まれた 文字列がコマンドとして実行され、一重引用符で囲まれた 文字列がリテラル文字列コマンドになりファイル名セット のファイル名を二重引用符で囲めるようになります。 例を参考にしてください: FOR /F "eol=; tokens=2,3* delims=, " %i in (myfile.txt) do @echo %i %j %k この例は、myfile.txt の各行を解析します。セミコロンで始まる行を無視し、 各行の 2 番目と 3 番目のトークンを for 本体に渡します。トークンは、カンマ またはスペースで区切られています。for 本体の文が %i で 2 番目のトークン を、%j で 3 番目のトークンを取得し、%k で 3 番目以降のすべてのトークンを 取得していることに注意してください。スペースを含むファイル名に対しては、 二重引用符でファイル名を引用する必要があります。この方法で二重引用符を使う ためには、usebackq オプションを使わなければなりません。使わなければ、二重 引用符はリテラル文字列の定義として解釈され、解析されます。 %i は for 文で明示的に宣言され、%j と %k は tokens= オプションで暗黙的に 宣言されています。tokens= 行を使って 26 個までのトークンを指定できますが、 文字 'z' または 'Z' よりも高い変数を宣言することはできません。FOR 変数名は 単一の文字で、大文字と小文字を区別し、グローバルなものであり、一度にアクティ ブにできるのは合計 52 個までです。 また、カッコで囲んだファイル名セットを一重引用符で囲み、文字列にすることに より、即時の文字列に対する FOR /F 解析ロジックを使うこともできます。 これは、ファイルからの単一入力行として処理されます。 最後に、FOR /F コマンドを使って、コマンド出力を解析することができます。 カッコの中のファイル名セットを逆引用符で囲みます。この文字列は、コマンド ラインとして子 CMD.EXE に渡されます。出力はメモリにキャプチャされ、ファイ ルのように解析されます。 例: FOR /F "usebackq delims==" %i IN (`set`) DO @echo %i この例は、現在の環境の環境変数名を列挙します。 また、FOR 変数参照の置換も拡張されました。 次のオプション構文を使うことができます: %~I - すべての引用句 (") を削除して、I を展開します。 %~fI - %I を完全修飾パス名に展開します。 %~dI - %I をドライブ文字だけに展開します。 %~pI - %I をパス名だけに展開します。 %~nI - %I をファイル名だけに展開します。 %~xI - %I をファイル拡張子だけに展開します。 %~sI - 展開されたパスは短い名前だけを含みます。 %~aI - %I をファイルの属性に展開します。 %~tI - %I ファイルの日付/時刻に展開します。 %~zI - %I ファイルのサイズに展開します。 %~$PATH:I - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを 検索し、最初に見つかった完全修飾名に %I を 展開します。 環境変数名が定義されていない場合、または検索 してもファイルが見つからなかった場合は、この 修飾子を指定すると空の文字列に展開されます。 修飾子を組み合わせて、複合結果を得ることもできます: %~dpI - %I をドライブ文字とパスだけに展開します。 %~nxI - %I をファイル名と拡張子だけに展開します。 %~fsI - %I を完全なパスと短い名前だけに展開します。 %~dp$PATH:I - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを 検索して %I を探し、最初に見つかったファイル のドライブ文字とパスだけに展開します。 %~ftzaI - %I を DIR コマンドの出力行のように展開します。 上の例の %I と PATH は、ほかの有効な値で置き換えることができます。 %~ 構文は、有効な FOR 変数名によって区切られます。%I のような大 文字の変数を使うと読み取りやすく、大文字と小文字を区別しない修飾子 との混乱を避けることができます。
■ FORMATコマンド
Windows XP で使うディスクをフォーマットします。 FORMAT ボリューム [/FS:ファイルシステム] [/V:ラベル] [/Q] [/A:サイズ] [/C][/X] FORMAT ボリューム [/V:ラベル] [/Q] [/F:サイズ] FORMAT ボリューム [/V:ラベル] [/Q] [/T:トラック数 /N:セクタ数] FORMAT ボリューム [/V:ラベル] [/Q] FORMAT ボリューム [/Q] ボリューム ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウント ポイント、ボリューム名を指定します。 /FS:ファイルシステム ファイルシステムにはファイルシステムの種類を指定します (FAT、FAT32、または NTFS)。 /V:ラベル ボリューム ラベルを指定します。 /Q クイック フォーマットを実行します。 /C NTFS のみ: 新しいボリューム上に作成されたファイルは、 既定では、圧縮されます。 /X 必要であれば、最初にボリュームを強制的にマウントを解除 します。ボリュームへ開かれているすべてのハンドルは、無効 になります。 /A:サイズ 既定のアロケーション ユニット サイズを無効にします。 一般的には、既定の設定を使用してください。 NTFS は、512、1024、2048、4096、8192、16K、32K、64K を サポートします。 FAT は、512、1024、2048、4096、8192、16K、32K、64K を サポートします (セクタ サイズが 512 バイトよりも大きい場合は 128K、 256K)。 FAT32 は、512、1024、2048、4096、8192、16K、32K、64K を サポートします (セクタ サイズが 512 バイトよりも大きい場合は 128K、 256K)。 FAT と FAT32 ファイル システムは、下記のボリュームの クラスタ数の制限に従います: FAT: クラスタ数 <= 65526 FAT32: 65526 < クラスタ数 < 4177918 指定されたクラスタ サイズを使用して、上記の要件に一致しない と判断した場合、フォーマットの処理を直ちに停止します。 NTFS 圧縮は、4096 より大きいアロケーション ユニット サイズ に対してはサポートされません。 /F:サイズ フォーマットするフロッピー ディスクのサイズを指定します (1.44) /T:トラック数 ディスクの片面あたりのトラック数を指定します。 /N:セクタ数 トラックあたりのセクタ数を指定します。
■ FTYPEコマンド
ファイル拡張子の関連付けに使われるファイル タイプを表示または変更します。 FTYPE [ファイルタイプ[=[オープンコマンド文字列]]] ファイルタイプ 表示または変更するファイル タイプを指定します。 オープンコマンド文字列 このタイプのファイルを開くために使うコマンドを 指定します。 パラメータを指定しないで FTYPE と入力すると、オープン コマンド文字列 が定義されている現在のファイル タイプを表示します。ファイル タイプ だけを指定して FTYPE を実行すると、そのファイル タイプの現在のオープン コマンド文字列を表示します。オープン コマンド文字列に何も指定しない と、そのファイル タイプのオープン コマンド文字列を削除します。 オープン コマンド内の %0 または %1 は、関連付けを使って開かれる ファイル名で置き換えられます。%* はすべてのパラメータを取得し、 %2 は第 1 パラメータ、%3 は第 2 パラメータを取得します。%~n は、 第 n パラメータから最後までのパラメータを取得します。n は、2 から 9 値です。たとえば、 ASSOC .pl=PerlScript FTYPE PerlScript=perl.exe %1 %* と入力すると、次のように Perl スクリプトが起動されます。 script.pl 1 2 3 次のようにすると、拡張子を入力する必要がなくなります。 set PATHEXT=.pl;%PATHEXT% スクリプトは、次のようにして起動できるようになります。 script 1 2 3
■ GOTOコマンド
バッチ プログラム内の、ラベルで指定されている行へ制御を移動します。 GOTO ラベル ラベル バッチ プログラムでラベルとして使用するテキスト文字列を指定します。 ラベルの先頭には : (コロン) を指定し、ラベルだけを単独で 1 行に入力してくだ さい。 コマンド拡張機能を有効にすると、GOTO は次のように変更されます: GOTO コマンドにターゲット ラベルとして :EOF を指定し、現在のバッチ スクリプト ファイルの最後に制御を移すことができるようになります。 ラベルを定義しないでバッチ スクリプト ファイルを終了するには、この方法 が簡単です。この機能を実用化する CALL コマンドの拡張機能の説明について は、CALL /? と入力してください。
■ GRAFTABLコマンド
Windows がグラフィック モードで拡張文字セットを表示 できるようにします。 GRAFTABL [xxx] GRAFTABL /STATUS xxx コード ページ番号を指定します。 /STATUS GRAFTABL のために現在選択されているコード ページを表示します。
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作成日:2008年07月07日(Mon)