[PHP-Tips] echo と print の違いについて
PHPでコードを書いていて、たまに気になってしまう echo と print の違いについて。 どちらも、文字列を出力する関数で、普通に使ってる分には違いは見えない。 それだからこそ「なぜこれら両方が存在するんだろうか?」と疑問に思い、調べてみました。
echo は カンマ(,) 区切りで複数指定ができる
echo関数は、PHPのマニュアルによると「1 つ以上の文字列を出力する」と説明されています。 複数指定する場合は、カンマ区切りで記述します。
<? print "Hello","World"; // エラー echo "Hello","World"; // 正しい構文 出力結果は「HelloWorld」 // ただし、echo で複数指定する場合でも、以下の場合はエラーとなります echo("Hello","World"); ?>
print は結果を返す
print関数 は、実行した結果を返します。 マニュアルによると、返り値は常に Integer の 1 を返すらしい。
<? var_dump(print "Hello World"); // 正しい構文 出力結果は「Hello Worldint(1)」 var_dump(echo "Hello World"); // echo では値が返されない為 エラー ?>
どっちの方が高速か?
値を返さない分、若干 echo の方が高速だと思われます。 以下のページでは、echo と print での処理にかかった時間を比較表示しています。 ・Echo vs print 処理にかかった時間を平均的に見てみた感じ、やはり echo を使用したほうが高速のようです。 よって、返り値が必要である特別な理由が無い限り echo を使うべきでしょう。
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作成日:2008年07月17日(Thu)