[Linux&Unix-NetBSD] pkgsrcの導入
NetBSDを便利に使う前提として、pkgsrc: NetBSD パッケージコレクションは知っていないといけない物です。
pkgsrc について NetBSD パッケージコレクション (pkgsrc) は、 NetBSD その他の UNIX-like システム上でのサードパーティー製ソフトウェア構築用の枠組で、現在 7300 を超えるパッケージがあります。対応プラットフォーム上で、自由に利用可能なソフトウェアの configure および構築を容易にすることができるよう使われています。
パッケージをインストールする手段としては、短時間で簡易にインストールを行えるpkg_addコマンドもありますが、pkg_addでインストールできない(コンパイル済みパッケージが公開されていない)多くのプログラムがインストール可能です。 しかし、pkg_addで目的のプログラムがインストール可能な場合はpkg_addを使うと良いでしょう。
pkgsrc の準備
まず、始めに pkgsrc.tar.gz をダウンロードし、解凍しておきます。
# mv pkgsrc.tar.gz /usr/ # cd /usr/ # tar xzf pkgsrc.tar.gz
その後、最新の状態にアップデートしておきます
# cd /usr/pkgsrc/ # cvs -d :pserver:anoncvs@anoncvs.jp.NetBSD.org:/cvsroot login Passwd: anoncvs # cvs update -dP
次に、pkgtoolsも最新の物にしておきます
# cd /usr/pkgsrc/pkgtools/pkg_install # make clean # make install
これで、pkgsrcが利用可能になりました! 正常に使えるかどうか、テストで適当に net/wget あたりをインストールしてみます。
# cd /usr/pkgsrc/net/wget/ # make install
としてみて、パッケージのコンパイルとインストールが開始されれば pkgsrc は正常に導入されています。
パッケージのインストール、アップデート、アンインストール
ソフトウェアをインストールする場合は
# make install
とすれば、パッケージがインストールされます。 ソフトウェアをアップデートする場合は
# make update
とすると、ソフトウェアがアップデートされます。 また、このコマンドはインストールにも使えるようです。(インストール後、make clean を行ってくれる) ソフトウェアをアンインストールする場合は
# make deinstall
とすれば、ソフトウェアがアンインストールされます。 ソフトウェアのパッケージを作成する場合は
# make package
とすれば、パッケージが作成されます。
パッケージの検索
インストール済パッケージよりも新しいバージョンソフトウェアが pkgsrc にあるかどうかを調べたい場合は、pkgtools/pkglint をインストールし、以下コマンドを実行します。
# lintpkgsrc -i
利用可能な NetBSD パッケージコレクションを探したい場合(1) (1),(2)共に処理時間が結構かかるんで注意。
# cd /usr/pkgsrc # make readme # lynx README.html
利用可能な NetBSD パッケージコレクションを探したい場合(2) SOFT_NAMEを検索したいパッケージ名に置き換えて使用します。
# cd /usr/pkgsrc # make search key=SOFT_NAME
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作成日:2008年05月28日(Wed) / 更新日:2008年06月07日(Sat)